苦手な人が隣の席に、、、
仕事は好きだけど一緒に働く人がちょっと困った人、ということがありませんか？例えば、静かに仕事に集中すべきオフィスで騒々しい音を鳴らす人。携帯電話の呼び鈴が犬の「ワン、ワン、ワン」だったり、アヒルの声の「グワ、グワ、グワ」だったりふざけた音を鳴らす人が実は私の職場にいます。
私はアメリカで翻訳・通訳の仕事をしています。オフィスは管理職のみ１室８名です。この職場で仕事の話をしている時にいきなり隣の陽気な同僚（男性）の電話が「グワ、グワ、グワ」とよく鳴ります。最初は「面白い」と思って聞いていたのですが、２週間も経つとその音、とてもシャクに触るなっと思ってきました。
最初はなんでも新鮮で、HSPさんは結構柔軟に受け入れてしまいます。実は私も「気に触るな」と思うまで、この事を新鮮な感覚で受け止めていました。しかし、時間が経つと同じことでも感じ方が違ってきます。
それは自分が変わったからです。物事は同じなのに、感じ方が変わったのです。それは自分が成長した、向上したからです。職場について知識が増えて、職場環境に対する意識、役割、使命をよりよく理解した結果、「自分の理想とするもの」が確立できた証拠です。
このように「私はこの職場は〇〇であるべき」という自分なりのモノサシができたのです。このモノサシって自分の価値観です。自分が好ましいと思うもの、理想とするものなんです。
今日は職場に相応しくない呼び鈴を使う同僚に対して「嫌だな」っていう気持ちの意味を深掘りしてみましょう。
HSPにとって大切なポイント
物事の嫌いを見つける
気に障る事、嫌だな、とか気に入らないことがあった時は「自分の価値観」を知る絶好のチャンスです。決して「同僚を嫌う自分って悪い奴だ」とか「私って心が狭いな」って自分責めをしないでください。
嫌いなものを感じる心は、自分の求めている理想、価値観の正反対なものです。嫌な経験から自分の価値観、つまり大切にしているものが浮き彫りになり、あなたが「何をいいと思っているのか、好ましいと思っているのか、心地よいと思っているのか」が強調されます。嫌いを見つけたり、感じたりする事で「あなたの理想としている職場の在り方」がハッキリ分かるようになったという事です。
苦手を見つけることは、自分の理想、心地よいを発見したことと同じです。
「嫌い、苦手、気に障る → あなたの心地よい、理想、好ましい」
がわかるカラクリです。
自分の気に障る職場の人がいたら、「自分はこの反対のことを好ましいと思っているんだな」と思ってください。
まとめると、気に障る、嫌いだなと思う事ができたら、「自分の好み、心地よい、理想」を知るチャンスです。
無視する力
カラクリがわかったところで、次は対処法です。HSPさん、繊細さん、生きづらさを感じている人はついつい相手に合わせてしまう、嫌だなっと思っても笑顔で対応してしまう、場を和ませようとして笑顔を作ってしまう、というのがあります。
これって自分の価値観を無視して、相手に合わせている瞬間です。自分の心に嘘をついて相手のことを思いやってしまう、相手の都合を優先してしまう瞬間です。
こうならないために2点対処法をお勧めします。
対処法１：事実のみ受け取る
このように自分の心に嘘をつかないために、繰り返される気に障る事が起きたら、心の中で「きたな、」と思って無視しましょう。
私の例ですと、同僚の呼び鈴「グワ、グワ、グワ」が鳴ったら「嫌だな、ムカつく」とは思わず「きたな」と事実だけ受け止めます。
対処法２：距離を置く
価値観が違う同僚なのですから、この同僚とは親しい話はしない、距離を置くことはもちろんです。噂話や人の悪口などもこういう人に心を許して話したら最後、話は思わぬ方へ発展していく可能性が高いのでやめましょう。
職場付き合いなので、距離を置いてプロフェッショナルにお付き合いしていけば問題なく仕事はこなせると思います。
いかがでしょうか？それでも解決しない、職場のモヤモヤは無料お話会などでお話に来てくださいね。
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